
キャッシングの契約では限度額が必ず設定され、その金額までしか借入を行う事はできません。
これからキャッシングを行うためにカードローンに申し込もうと考えている方が、必要としている金額以上に限度額が設定された場合は問題ありませんが、希望額よりも少ない金額を設定されることも勿論あります。
ここでは特に影響すると考えられている職業による限度額の違いについてお話してみたいと思います。
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もくじ
もっとも審査に有利なのはこの職業
カードローンの審査を受けて有利な人はどんな人かというと、「高収入な人」と思われがちです。あながち間違ってもいないのですが、もっと重要なことはその収入が安定しているかと言う事です。
中小企業の経営者などは、時に一般のサラリーマンが聞いて驚くような収入を得る事がありますが、その背景には大赤字を出してしまうリスクも背負っています。
つまり今年上手くいってる事業も来年にはどうなるか分かりませんし、もっといえば今月うまくいっても来月うまくいくとは限らないわけです。
そのような不安定な背景のある高所得者は一定の評価はされるはずですが、カードローンの審査においてはもっと評価される職業があり、それは「公務員」となります。

そのため、安定した収入を得るというテーマにおいては最強の職業が公務員というわけです。
その他に審査の評価が高いと言われている職業
弁護士、医者、税理士、会社員、経営者(株式)など
消費者金融などの貸金業者からの借入では総量規制によって年収の1/3までの借入と制限されていますが、公務員の方であれば容易に年収の1/3までの限度額が獲得できると思われます。
また、銀行カードローンではより高額な限度額の獲得も期待でき、余り知られていませんが銀行によっては公務員専用の融資プランも用意されており、限度額・利息の両面で有利なプランもあります。
逆にもっとも厳しい職業は?
もっとも有利なのが公務員だとすると、もっとも不利な職業はなんでしょうか。
こちらは一概にコレと言いきれないのですが、一例としては専業主婦の方です。

専業主婦の方は収入が無く、旦那様の収入によって生計を立てていますので、年収を基準に限度額を審査する消費者金融では借入が行えません。
そのため、専業主婦のかたは銀行からの融資に限定されるのですが、旦那様が高収入であっても30万円程度を上限としている例が多く、あまり高額なキャッシングは利用出来ないようにされているのが通例です。
そのほか、勤続年数が短く、年収が少なめのアルバイトの方も借入は可能ですが、限度額は低く設定される可能性が高くなります。
基準はやはり年収の1/3までとなりますので、月収10万円のアルバイトをされている方は年収120万円となり、その1/3の40万円が最高額となりますが勤続年数が短いなどの背景がある場合、厳しいケースでは5万円程度の限度額からスタートする例もあるようです。
会社勤めのかたは勤続年数と年収によって変動する
どんな職業においても限度額を大きく左右するのは年収と勤続年数ということには変わり無いと言われています。ひとくちに会社員といっても年収300万の方もいらっしゃれば年収600万の方などさまざまです。

基本的には年収の1/3までなら審査に通ると考えて大丈夫かと思われますが、多くの場合は100万円を超える限度額を希望する場合には収入証明が必要になります。(貸金業者によっては50万から必要な所もあります)
- 納税証明
- 所得証明
- 源泉徴収票
- 給与明細
などが収入証明になります。
そのためウソの年収を記載するといった形でより多くの限度額を獲得しようという事は考えてはいけません。
また、勤続年数については審査通過率にも影響すると考えられ、同じ年収300万の方も入社1年目のかたと5年目の方では「安定」という意味では後者の方が信用があると言えます。
長く勤めているかたには短いかたよりも多く貸しても大丈夫だろうという発想は自然な評価と考えられます。
主婦、アルバイト、学生の方の限度額
主婦の方でもパートなどに出られてご自身に収入があればカードローンでキャッシングすることは可能です。また、パートやアルバイトの方も同様ですし、学生の方でもアルバイトなどで収入があれば利用可能です。
キャッシングは安定した収入があれば利用可能ですが、やはり定職として就いている方と比較すると限度額は低くなる傾向があります。消費者金融では年収の1/3までという規制がありますし、銀行での借入についても年収がひとつの基準になることは間違いありません。

そのため、会社員よりも年収が低くなりがちなパートやアルバイトで収入を得ている方においては、100万円単位のキャッシング限度額は現実的ではありません。
初めての利用では5万円〜10万円程度の限度額となるケースもあります。
ただし、最初は低い限度額を設定されても利用を続ける事で実績から信用が上昇し、年収の1/3いっぱいまで限度額を増額される事もあります。
限度額の決め手は年収と安定度
キャッシング業者はお金を貸して金利を得る事で成り立っている事業ですので、きちんと返済されることが重要なポイントとなります。
「きちんと返済される」のであればより多くのお金を貸し出したいわけですが、総量規制があるため、消費者金融などでは貸したくても申し込み者の年収の1/3までしか貸せません。
つまりより年収が多く、安定していることを裏付けるための勤続年数が長い方が貸し手としても理想なわけです。
逆に言えばキャッシングの限度額は「これくらいならキチンと返して貰えそうだ」と判断される基準額といえます。