お金を借りるその前に
Before borrowing money Before that
実際に起きた怖い事例

お金の貸し借りで起きた問題や事件など

お金が必要になって焦っている時、お金を借りたい人は冷静さを失い、お金の貸し借りがいかにデリケートな行為であるかわからなくなってしまいます。

ほんとうは怖い、お金の話

お金の貸し借りをめるぐトラブルというのは金融機関や貸金業者との契約で行われるケースではあまり見聞きしませんが、個人間のトラブルは後を絶たないといってもいいくらい様々な問題、事件が発生しています。

ここではいくつかの事例をまじえながらお金の貸し借りで起きた事件などについてお話したいと思います。

借りた相手にお酒の場で軽はずみな一言が…

Aさんというパチプロをしていた方のお話です。Aさんは定職につかず友人のBさんと連れだって毎日パパチンコを打って生計をたてていました。

パチスロでのお金にまつわる話

ところがAさんは次第に負けが込んできて生活どころか貯金もゼロ。そろそろ潮時かと考えていた時、調子良く稼げていたBさんが資金を貸すから続けようと誘われそれに乗ってしまいます。

借りたパチンコ資金は20万円、ふたたび生計を立てようとパチンコを続けたAさんでしたが、資金が底をつき、ふたたびBさんから資金を借りる事になります。

一時的にまた稼げはじめたAさんでしたがBさんに返済をする事もなく、「資金はくれたようなものだ」と思い始めます。

返済できるのに返済しないAさんに対し、飲み屋の席で返済してほしいと言ったところAさんは「あのお金はくれたんだろ」と冗談っぽく言ったつもりでしたがこれにBさんが激怒。

2人は殴り合いのケンカに発展し、AさんはBさんが血まみれになるまで殴ってしまったのです。

その場は飲み屋の店員の通報により警察に取り押さえられ、Aさんは傷害の罪で逮捕。

その後裁判になりますが、当然Aさんが無罪となるわけもなく、借りた資金40万円と治療費を含む慰謝料として200万円の合計240万円をBさんに支払う事で決着することになりました。

これらの支払いはAさんの両親が行い、その後AさんとBさんが接触することはなかったそうです。

仲のいい友人との間であってもお金のやりとりとなるととてもデリケートな話になります。たとえ冗談でも貸してくれた相手に感謝の気持ちの感じられない言葉を発することは、その後の人間関係も破綻させてしまいます。

友人の娘の医療費を肩代わり…したはずが

ごくありふれた20代半ばのサラリーマンのCさんは仕事で知り合った30代のDさんと仕事の話で意気投合し、プライベートでも食事や電話などをよくする仲になりました。

知り合って少しした時にDさんがCさんに折り入って相談があるといいます。Dさんには実は病気の娘がいてその治療に30万円が必要だと言います。
医療費の為にお金を借りる

しかし、Dさんは過去に自己破産の経験があり、むこう数年はどこからもお金借りられません。そこでCさんに代わりにお金を借りて欲しいといいます。

「返済はきちんと責任もってやる。絶対に迷惑をかけない」そういいながら娘の事を語るDさんにCさんは同情してしまい、消費者金融から30万円を借り、その返済などの一切をDさんに任せるため現金とカードを一緒に手渡しました。

その翌月Cさんの元に消費者金融から督促のがかかります。おかしいと思いDさんに連絡を取ると「娘の治療費がまだ足りない。有り金は全て治療費にあてているので返済ができない」と言います。

まだDさんを信じていたCさんは更に消費者金融でお金を借りてしまいます。

そして第三者からは驚きでしかありませんが、このようなことを数回繰り返し、気が付けばCさんは合計140万円の債務を抱えることになってしまいます。

Cさんのもとには消費者金融各社から督促の電話がひっきりなしにかかるようになり、ようやく返済をDさんに任せておいてはいけないと思い始めます。

カードの全てをCさんが管理し「全ては自分の甘さが招いた結果」だと受け入れ完済に向けて腰を上げます。

しかし、既に毎月の最低返済額だけでも7万円と、当時もらっていた給料の半額に相当する負担でした。

返済がきつい

それ以外にも自身で抱えていたローンの返済などを合計すると12万円程度が給料日に消えることになり、相当に苦しい生活を送る事になります。

突飛な出費が発生した時、いよいよCさんの経済状況は破綻し、泣く泣く両親に相談する事にしました。当然こっぴどく怒られましたが消費者金融で借りた残債は全て父親が一括で返済してくれることになり、決着することになります。

自分の為の借金ではなくても、名義を貸すという行為は大変リスクが高いということがわかりますね。

元カノに貸したお金、別れ際に…

男女間のお金のもつれというのは非常に多いようですが、今回は20代男性のEさんが同じく20代の女性Fさんに交際中に貸したお金についてのトラブルです。

愛は盲目とは良く言ったもので、熱くなっている最中はお互いを信用しきっているため、お金の貸し借りについても気軽に行いがちです。

そんな流れでEさんはFさんに8万円程度のお金を貸していました。大事な彼女ですから不自由をさせたくなかったのでしょうし、信用しているわけですからいつか返してくれたら良いと軽い気持ちで貸していました。

カップルのお金の貸し借り

ところが歳月が流れたころ、2人は別れることになりEさんはFさんに「貸したお金は返して貰えるのか」と至って冷静に訪ねたそうです。そこでFさんの口からは驚きの返答が…。

「借りた記憶は無い。証拠だってないでしょ。言いがかり付けるなら脅迫で訴えるよ」

Eさんは返ってこないならそれはそれでもう仕方ないという気持ちもあったため、確認のつもりで聞いたのですが彼女の口からは脅迫まがいの督促をしているかのうように言われてしまいました。

冷静に話し合いの一部としてあげた借金の話でしたので当然脅迫にはあたりませんし、Eさんは何も悪くありません。ただ、男女間のお金の貸し借りについては借用書などを用意するケースは非常に稀でこのように知らぬ存ぜぬで「証拠」を求められると水掛け論で終わってしまう事もあります。

結婚を約束した仲であってもこのような例は後を絶たないようで、男女間のお金のやりとりというのは非常に難しい問題が背景にあります。

お金のトラブルは基本は民事、場合によっては刑事事件に発展

個人間でお金のトラブルになった場合、貸した物が返して貰えないという状況で裁判にいたった場合、通常は民事事件として取り扱われ、双方で納得のいく形で決着させることになります。

しかし、今回挙げた例のAさんは傷害罪に発展(督促に対しての暴力)したため、実際に刑事事件として発展しましたし、DさんFさんの例では踏み込んでいけば詐欺罪として刑事事件に発展する可能性もゼロではありません。

ただし、詐欺罪を立証するには「元々返すつもりが無かった」ことを立証する必要があるため、これを裏付ける証拠を挙げるだけでも相当な労力と費用を必要とし、最終的には泣き寝入りするケースが殆どのようです。

このように個人間のお金のやりとりというのは非常にデリケートなものです。いっそ業者からの借入ならこのようなトラブルは発生し無かったと思われます。

もちろん金利という形で対価を払う必要はありますが、無用なトラブルや気を遣わなくて良い代償としてはそちらの方がスッキリするというものです。

しっかりとお金を貸し借りする際や業者からのローンなどを行う際にはしっかりとそのあとに考えられるリスクを知識としてあらかじめ頭に叩き込んだうえでどうするか行動してほしいと思います。

⇒ お金を借りる時に必要な知識